常識と超常識 beyond the bounds of common sense 2003 6 3
こういう時代の端境期にある時、
常識だけでは、時代を乗り切れないかもしれない。
だからといって、非常識でも困る。
ピカソの絵は、常識を超えているが、
しかし、ピカソは、基本の絵も、天才的だった。
常識を持ちつつ、常識を超える。
昔に比べ、きびしい時代になったかもしれない。
昔は、常識を身につければ、それで食べていけた。
それで、ビジネスもできた。
今は、常識を身につけた上で、常識を超えるものを獲得しなければならない。
教育によって常識を身につけ、
さらに教育によって常識を超えるものを身につける。
あるいは、自らの力で、それを身につける。
そういう意味では、生涯学習、生涯教育の時代が到来したかもしれない。
昔のリテラシーとは、読み書きそろばんであったが、
今のリテラシーとは、常識を身につけた上で、常識を超えるものを、
インターネットで獲得する時代になったかもしれない。
intelligence and internet, interactive information.
iLiteracy
さて、本日の新聞を読むと、
アメリカでは、株高なのに、債券高だと言う。
日本もそうなって欲しいと、投資家は思うかもしれない。
従来の発想では、株高になれば、当然、債券安になるのが常識であった。
株高になれば、債券市場から資金は逃げるはずであった。
しかし、この際、プラスに考えていく方がいいかもしれない。
「株式市場が大きくなれば、債券市場が小さくなる」という、
パイの取り合い発想ではなく、
「パイそのものが大きくなったのだ。市場を大きくするんだ」というプラス思考で、
考えていくことも必要かもしれない。
これは楽観的であるが、時代が暗い時は、光で明るくする必要もある。
闇夜に光を点灯していけば、やがて薄暗くなり、最後は昼間になる。
闇夜に光を点じるもの、それはプラス思考かもしれない。
さて、その他の記事から。
日本のあるメーカーが、世界最小の家庭用燃料電池を開発した。
小型冷蔵庫程度の大きさでベランダにおけるという。
光熱費が年間で、約5万円程度減らすことができるという。
しかし、一般家庭が購入するには高すぎるという。
こういう場合は、金持ちの出番である。
金持ちが、たくさん購入することで、価格は下がり、庶民も買える値段となる。
こういう形で、金持ちは社会貢献ができる。
その次の記事から。
Unixサーバーから、小型のサーバーやPCサーバーへの動きが
今後、大きくなるかもしれない。
UnixサーバーからWindowsサーバーへ、
UnixサーバーからLinuxサーバーへ、
そういう動きになるかもしれない。
しかし、Mac OS Xも、Unixベースで作られたOSなので、
UnixサーバーからMacサーバーへ、
そういう動きがあっても自然である。
さて、ネットワークを構築する際に、
ルーターが必要となるが、
今のところ、常識で考えるしかない。
あまり安いルーターを買うと困ることになる。
今は昔、
今はイントラネットという言葉は死語になったのかもしれないが、
ある時、イントラネットを構築する際に、あの当時はサーバーが非常に高かったので、
ルーターにお金を惜しんだ。
しかし、イントラネットが不安定だった。
みんなで、いろいろ原因を探したが、結局、不明だった。
しかし、最後に気になったのが、ルーターだった。
しかし、ルーターは、中味がブラックボックスみたいなもので、
結局、原因は分からないままで終わった。
だから、ルーターは常識で考えて、購入するしかない。